吉原3行辞典
入門編にドウゾ
当ブログは吉原のことをある程度知っている方向けに発信しています。
なので
「吉原のこと名前くらいしか分からないよ」と言った方のために
吉原の用語やしきたりについてまとめます。
ただ長々と説明すると飽きてしまいますので、3行で箇条書きにしました。
当ブログや
吉原に関する創作物の捕捉情報
大学のレポートやウンチクに
活かして下されば幸いです。
(随時更新します)
目次
地理関係
元吉原
- 営業(1618年~1656年)
- 場所(日本橋葺屋町)
- 客層は主に武士
新吉原
- 営業(1657年~1958年)
- 場所(台東区千束)
- 周囲より1メートル高い
吉原大門
- 吉原の玄関口
- 大正時代はアーチ形
仲ノ町通り
- メインストリート
- 昔は今よりも広かった
- 季節ごとに植物を植え替えた
お歯黒溝
- 吉原の周りを囲う堀(水路)
- 別名「大下水」
- 遊女が歯を磨いた際に塗料が下水に流れたため黒い。
大文字楼
- 明治~昭和期の「吉原5大見世」の1つ
- 現在の吉原公園
- 女形の名手「中村芝鶴」が幼少期に通っていた。
稲本楼
- 明治~昭和期の「吉原5大見世」の1つ
- 現在のホテル稲本
- 「白縫事件」でおなじみ
角海老楼
- 明治~昭和期の「吉原5大見世」の1つ
- 現在はマンション
- 現在の角海老とのゆかりがある。
吉原神社
- 1872年創建
- 4つの稲荷神社が合併して生まれた
- 吉原の観光パンフレットを売ってる
吉原公園
- 大見世「大文字楼」の跡地
- 戦時中は巨大な防空壕
- 今は紳士淑女の安らぎの場
システム関係
ありんす言葉
- 元禄(1688)~天保(1842)に使われた言語
- 田舎訛りを無くし出身地を隠すのが目的
- 京都、島原遊廓で用いられた言葉を真似した。
紋日
- 吉原限定の祝日
- 遊女が普段とは違う衣服(紋付)を着て迎えた
- もともと年200日近くあったが50日まで減った。
役職関係
太夫
- 遊女の最上位
- 別名「花魁」など
- 江戸中期まで存在した
人名
その他用語
花魁
- 太夫のこと
- 禿が客に「(この桜は)おいらんとこの姉さんが植えた」が広まる。
- 太夫消滅以降は遊女全般をさす。
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